長崎は今日も雨だった:長崎県
福江島3日目。昨日の晴天とは一転、雨。というか、大雨。九州全域でニュースになるほどの大雨。最終の船まで福江島をぶらつく予定だったけど、予定変更。朝の船で長崎港で戻ることに。
前の夜に、「明日は天気が悪そうなので、原付を朝早めに返したいのですが・・」とレンタカーに電話すると、「車庫においといてね~かぎつけたままでいいから」とゆるいお返事をいただいたので、その通りにさせていただきました。
五島はニュースで竜巻注意報もでており、船は大丈夫なのかと心配になりましたが、ちょっとやそっとじゃフェリーも高速船も運航見合わせにはならない模様。雷の中海を渡り無事に長崎港に戻れました。
長崎市も大雨です。「長崎は今日も雨だった」とかいう歌あったよなぁ・・。長崎って雨多いのかな?
五島で魚ばかり食べてお肉が恋しくなったので、中華街の近くにある長崎牛のお店「まつ匠」さんでステーキ丼をいただく。
その後、歩いて徒歩10分弱の唐人屋敷跡へ。
その名の通り、唐の時代の中国人街跡。ここはよく映画などにも使われており、来てみたかったところ。この辺りは道路の場所や階段など、当時の地図と比べてみてもほぼそのままで残っているんだそうです。なんかその時代の想像(妄想)が沸くような独特な雰囲気が素敵。
雨足が弱まらず、全身ほぼびしょ濡れで寒い・・・チェックインの15:00まであと1時間ほど。
グラバー園で時間をつぶしました。晴れてたらすっごい気持ち良いんだろうなぁ。建物も庭も敷地から見える風景もすべてが素敵すぎる!!住みたい!!だれかグラバー園買って!!住みたい!!
しかし長崎の人はすっごい話しかけてきますね・・。旅行か?どこからか?どこに行くのか?など。ついでに自身のこともすごく話してくれますね。聞かなくても。
自然が巨大すぎると、足がすくむ。大瀬崎灯台:福江島
井持浦教会を出たのはお昼をすぎた12:30すぎ。高浜海岸でてから、たま~に日用雑貨やタバコなどを売る民家のお店はあったけど、食事をできるお店なんてほぼない。お昼はあきらめはじめたところ、道沿いに「お食事処」の看板を発見。どうせやってないだろうな~と思いつつ、玉之浦の港の集落へ。
やってた!!お食事処「ちょうちん家」さん。
港沿いで親子二代のおかみさんがやっている、風通しがよく気持ちのよい店内。
ここはもちろんお刺身定食でしょ。かんぱちのお刺身に、さつまあげみたいなもの、白身魚のお刺身に、大きな魚の身の入ったお吸い物。完璧です。
お母さんが、「今日とって、さっきゆであがった貝も食べてみ。おいしいから」って言って小さなサザエのような貝の煮つけもつけてくれた。
お孫さんが新宿伊勢丹の割烹で働いているそうです。「お昼なのに2万円もするの。信じられないでしょ?味なんてわかんないわよ」って言ってた。
伊勢丹2万のランチも正直、新鮮でおいしいお魚のこの定食には敵わないんじゃないかと思う。それくらい全部おいしかった!
その後、今日の目的地大瀬浦灯台へ向かう。
ゆるやか~なさかみちをぐるぐる、ゆるゆる~と灯台に向かって走ること10分ほど。展望台へ到着。
そこで初めて後ろを振り返ると、
怖っえぇぇぇ。
いつのまにかすごい高いとこまで来てる!!なんか景色がでかすぎる!!ちょっと足がすくむレベル。
展望台へいくと、突き出た崖の先の方に立つ白い灯台がみえた!
怖っえぇぇぇ。
ゲストハウスの方や、お昼食べた「ちょうちん家」のお母さんたちにも「時間があるなら灯台の下まで歩きなね。良いところだから」とオススメされていたけど、むりむりむり。怖っえぇぇぇ。
行ってしまえばなんとかなるんだろうけど、なんかもう、巨大すぎる自然に怖気づいてしまい、灯台のふもとまで行くことはできませんでした・・・
高台から下る際も、左に広がる雄大すぎる景色にのみこまれないよう必死でした・・・
福江市街の方へ戻り、最後に鬼岳という福江島のシンボルである、かわいらしい山にたちよりました。
一面に広がる緑の芝生がキレイ!!気持ち良い~!!
美しい夕暮れの景色に癒されました。
規模のデカさを感じる「高浜海岸」と、玉之浦「井持浦教会」:福江島
水ノ浦協会を後にし、島風にあおられる原付スクーターでトンネルを通る恐怖と何度も格闘しながら、日本一美しいビーチと言われる高浜ビーチへ。
山道の視界が開けたあたりでバイクを止めて景色を眺めていたら、車で通った地元のおじさんが、「さっき通った手前の方が景色いいよ」と教えてくれたので少し戻ってみる。
ほんとだ~キレイだね~っていうか・・でかっ!
海ってまぁ、たいがいが大きいはずなんだけど、それでもここは別格な感じがする。
なんだろうこの規模のデカさは。
サーファーが一人海に入っていたけど、この大きな海を独り占めって贅沢だなぁ、と思う。一人だから余計に大きく感じるのかな・・。
足だけ入ってみた範囲内では魚などは見えなかった。(岩場にでかいフナムシがうじゃうじゃいたけど)
波も荒いし、海水浴とかはやっぱり沖縄の海の方がしやすそうな印象。
その後、日本で最初の「ルルド」で有名な井持浦教会へ。
九州に行くにあたり、急に五島列島に行ってみたい熱がふっと沸きでて訪れている教会群。特にクリスチャンでもないのだけど。
そんなに大きくないこの福江島にいくつも点在する教会群。どこの教会も、本当に気持ちよくというか、丁寧に作られている。カクレキリシタンの信仰の深さみたいなものを感じます。
ワイルドすぎてホントに水遊びができるのか謎な「ドンドン渕」と、高台にある美しい白亜の教会「水ノ浦協会」:福江島
福江島二日目快晴。今日は福江島西端の大瀬崎灯台を目指す。車で1時間くらいなので、原付ゆるゆるで2時間かからないくらいでいけるかな?という想定。まず島の北の方へ行き、点々と観光スポットを巡って左回りで目指す。
最初に立ち寄ったドンドン渕。夏には家族で水遊びするスポット、て書いてあったけど・・ホントに?て疑いたくなるようんな山の中を、雑な案内表示に沿って進む。こういうとき、一人だとほんと怖気ずく。ヘビとかいるわーここー。もう行くのやめようかなー・・・。
で、5分ほど山の中を歩いてドンドン渕。自然のキレイな川で水遊びって、憧れなのだけど、かなりワイルドな感じ。ほんとに水遊びできるのかな・・・ここで。田舎のこどもたちはたくましいんだろうな。
次に向かったのは、水ノ浦教会。高台にあって、海を見渡せる美しい教会。
季節の花もたくさん咲いていて絵本の中のようなのどかな景色。いや~やっぱりいい季節なだぁ。緑がきれい。
レンタルしている原付ちゃん。この旅ではじめて、原付でトンネルを走る怖さを知った。トンネルに入ると一気に平衡感覚がおかしくなる。距離感もよくわからなくなる。音も響くし、長いトンネルなんかはもう永遠にトンネルが続くのではないかと不安になるような怖さ。
福江島は山を切り崩して道をつくってるからトンネルが多く、そのたび「大丈夫、大丈夫」と言い聞かせながら進んだ。
TRICKの脳内BGMが流れる堂崎天主堂:福江島
天気は午後から回復しそう、とのことで福江港の近くの池田レンタカーにて原付スクーターをレンタルしました。原付を貸してくれるレンタカーって少ないのでかなり重宝。車は怖くて運転できないし、なにより2.5日で5000円と格安。小回りもきくので気になるスポットですぐ止められるのが良い。
向かったのは堂崎天主堂。福江港から原付でのんびり30分かからないくらいかな。道も走りやすかった。
いい感じに晴れてきました。バスで来た団体の観光客がガーって来て、写真とってダーって帰っていたけど、わたしはのんびりです。
TRICKの事件の舞台になりそうな雰囲気。脳内BGMが流れます。
天主堂の前は海。5月の新緑と風がきもちいい~。新緑さいこー!
堂崎天主堂の隣には、2件おしゃれなカフェが並んでいます。絵になるおばあちゃんが店番をしていました。長崎名物のチリンチリンアイスをいただきました。
待ち焦がれていた新緑を初日から満喫できて大満足でした。
福江市街にもどり、五島列島でお世話になるゲストハウス、島の宿ごとう屋さんにチェックイン。
ゲストハウスのオーナーにおすすめされた近所の居酒屋一菜さんで夕食。「五島うどん食べたい」って話したら、メニューにないけど作ってくれた。親子2代のおかみさんがおもてなしをしてくれる温かいお店でした。
トイレに貼ってあった「人生は70才より」を母親にみせたくて写真とってきた
初めての五島列島、到着の巻:福江島
GW+2週間という長期有給休暇を果敢に取得し、新緑とローカル線を楽しむ九州周遊旅行に向け出発~。新緑といえば5月ですからねっ!
まずは初上陸する五島列島、福江島から。羽田8:15発のANAで長崎へ向かい、長崎空港からはバスに40分乗って長崎港へ。福江島行きの11:30発ジェットフォイルフェリー(高速船)には超ぎりぎりすべりこみセーフで間にあった。どんよ~り曇り空の長崎港。写真とかとってる場合じゃない、船の出発まであとわずかだし!
1時間30分ほど時速80kmの高速船に乗り、13:00ごろ福江島に到着。こちらもどんよ~り・・・。修学旅行のみなさんがいました。
つばきねこちゃんが歓迎してくれたよ!つばきねこちゃん、ずっとみてるとなんか、じわじわくるわ~。体の曲げ具合とか、足の角度とか絶妙。
港近くの町の風景。昭和感満載。
とりあえずおなかすいたので商店街のお寿司屋「やぐら寿司」へ腹ごしらえに向かう。島だけにお寿司はすっごい期待してたんだけど、それほどでもなかったかな・・。(たぶん期待しすぎなだけで、普通においしかったけど)